yamasan-sy’s diary

将棋や資格取得、資産運用などについて、書いていこうと思います。

実戦次の一手 第1問

僕の将棋ウォーズの実戦から。次の一手問題を出題します。

まずは局面の解説から。お相手(ウォーズ初段)の四間飛車対こちら(三段)の右四間飛車の出だしから、こちらが3三桂成とし、お相手が4一飛と引いた局面。ここでお相手の飛車をいじめる手段があります。5手読んでみてください。正解は後述します。

(図は4一飛まで)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〇正解〇

3二成桂、4三飛、5五桂、4四飛、6三桂成

 

(図は6三桂成まで)

まず3二成桂とします。飛車が横に逃げると4五飛で十分ですので4三飛と逃げますが、そこで5五桂と打ちます。4四飛と逃げたところに6三桂成が強烈で、同金と取ると4四角と飛車を取ることが出来ます。

 

たぶんあまり手筋本には載ってなかったはず…少なくともひと目の手筋や羽生の法則にはなかったと思います。僕は中川先生の右四間飛車の本でこの手筋を学びましたが、勉強した手筋を実戦で使えると、やはり嬉しいものですね笑

 

ちなみに中川先生の本というのはこちらになります。

四間飛車の本としては少し古めですが、タイトルの通り、攻め筋を幅広く学ぶことが出来ます。右四間はアマ初段くらいまでなら最強の戦法と言う方もおり(例えばyoutuberのクロノさん)、僕自身、今でも愛用しているオススメ戦法です。

 

1点だけ本書について補足すると、本書では対四間飛車の際の囲いに箱入り娘を勧めています。飛車の打ち込みに備えるためと思いますが、それならエルモの方が良いのではないかと思います。箱入り娘は、王様がだいぶ狭く感じます。それ以外の部分はとても勉強になる1冊です。

 

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