yamasan-sy’s diary

将棋や資格取得、資産運用などについて、書いていこうと思います。

【将棋】免状授与式の話

先日、藤井三冠の四段時代の揮毫入り駒箱の話をしました。

yamasan-blog-life.hatenablog.com

 

あれは免状取得の記念に頂いたものですが、免状取得に際しては、様々な記念品や記念イベントがあります。今回紹介する免状授与式も、その1つです。

これは2019年の6月1日に行われた”ありがとう平成!記念免状授与式”のことで、詳細は↓にリンクを貼っておきますので良ければご覧ください。

www.shogi.or.jp

 

免状授与式の内容は、プロ棋士との指導対局と、免状授与式、そして記念撮影。非常に魅力的ですが、限定100名ということで、随分迷いました。というのも、今回は他に免状を取得する動機がなく、100名である以上外れる可能性も高い。外れた場合は、ただただ連盟にお布施をするだけで終わってしまう…うーんどうしたものか。

と迷っていましたが、僕の将棋の上達を喜んでくれていた祖父母が免状代を出してくれるとのこと。それならばと申請。連盟から案内状が届いたときはとても嬉しかったです。

迎えた当日。午前と午後の2回に分けて行われ、僕は午前の部に招待されました。会場は将棋連盟の東京会館。普段、関係者以外は3階以上に入ることは出来ないのですが、この日は4階の対局室に入ることが出来ました。

f:id:yamasan--sy:20211022162647j:plain

f:id:yamasan--sy:20211022162737j:plain

左端は勝又清和六段で、何やら説明していますね。そして右端にいる方はやはりプロ棋士の…ではなく、気合が入ったアマチュアの方です。和服を着ていたので、プロの先生に違いないと思いましたが騙されました←


指導対局を担当してくれる先生は既に決まっていて、僕の相手を務めてくれた先生は若手イケメン棋士のこの方。

f:id:yamasan--sy:20211022162834j:plain

ちなみに当日は他に、藤森先生や松尾先生などがおられました。

指導対局を終えた後は、お待ちかねの免状授与式。場所はなんと特別対局室で、普段は大舞台で利用される部屋で行われました。プロ棋士からは、佐藤会長、広瀬八段の他に、加藤桃子先生や、竹部さゆり先生も参加されました。1人ずつ名前を呼ばれ、佐藤会長から免状が手渡されます。その後は佐藤会長・参加者・広瀬八段の3人で記念撮影という、なんとも贅沢な瞬間を味わうことが出来ました。以降は全員での記念撮影、歓談と続き、式は終わりました。

 

おそらく、このような経験をすることはこの先もうないと思います。対局室はとても緊張感があって静かな場所で、「こんな場所で棋士の先生方は、何時間も正座して対局しているのか…」と圧倒されました。そりゃ対局後はどっと疲れるわけです。そんな疲れた中で感想戦を行うのですから、、恐ろしいほどの集中力と気力、そして体力です。でも、あの時そんな部屋で指導対局をしてもらって、一瞬だけ自分が棋士であるような錯覚に陥りました笑 そして、願わくばまたこの場所で指してみたいなと思いました。

あれから2年ちょっとの月日が流れましたが、将棋は今も続けています。今後こういう機会があれば、また参加してみたいですね。そのときに金銭的な余裕があり、免状を取得できる棋力があればですが\(^o^)/

 

p.s.

参加者の中に小学校低学年くらいの眼鏡をかけた男の子が居ました。たぶん1年生だったと思いますが、棋力はなんと三段(!)。きっとプロを目指すんだろうと思いました。あの彼は今どうしているか、そんなこともたまに考えます。