yamasan-sy’s diary

将棋や資格取得、資産運用などについて、書いていこうと思います。

実戦次の一手 第15問

ウォーズの実戦から。お相手は三段で、石田流対居飛車穴熊の将棋になりました。

今、お相手が△7四歩と歩を取ったところ。初手はこれしかありませんが、3手目はどうするのが良いでしょうか。

 

 

 

 

 

〇正解〇

▲7四飛、△7三金、▲4四飛

(図は▲4一銀まで)

まず、▲7四飛に△7三歩と歩で受けるのは▲8四飛と回って、こちらだけ一方的に飛車を成りこむ展開になりそうです。それを嫌って実践は△7三金と金で受けました。しかしそれには飛車を切って▲4一銀(図参照)とするのが、お相手の浮き駒に目を付けた手順になります。以下、飛車を逃げる手に対して▲3二銀成とすれば、お相手の玉の近くに成駒を作れて先手勝勢です。あとは機を見て▲5五角と、角を攻めに参加させたいですね。

相手が強くなると、こういったいわゆる”技”はかかりにくくなると感じていますが、それでも手筋の問題を普段から解いておくと、盤面全体を見る癖が付くし、感覚的に”何か手がありそう”と思えるようになるので、解いておくと良いと思います。例えば、こちらの問題集などがオススメです。

問題数が436問と多いですが、難易度は級位者の方でも十分解けるレベルです。ひたすら何周も回していけば、個人的に初段~二段くらいの序中盤力が身に付くように思います。