yamasan-sy’s diary

将棋や資格取得、資産運用などについて、書いていこうと思います。

【将棋クエスト五段を目指して】自戦記その2 vs6級?【石田流vs右四間飛車】

第2回目の自戦記となります。こちらの石田流vsお相手の右四間飛車という対局となりました。序盤早々に僕がやらかしてしまい、そこからどうにか辛抱し、最後は勝つことが出来ました。1回目と比べると我ながらボロボロな将棋でしたが(というか1回目の対局が出来すぎ)、お読みいただけると幸いです。

 

お相手は6級ですがレートは1928あり、終局後のレート変動も”-0”でしたので、恐らくまだ昇級昇段途中の方だと思います。こちらのレートは2029です。

 

まずは棋譜を並べてみましょう。先手はこちらです。

以上71手目で、後手の投了となりました。序盤から簡単に振り返りと、自分が何を考えて指していたかについて話していきたいと思います。

 

序盤18手目4二銀までは、石田流vs右四間飛車の定跡です。次にお相手が3一金とすると、エルモ囲いが完成します。ちなみに僕はこのとき、「あれ、対右四間飛車ってどうやって指すんだっけ…」と焦ってました笑 そこで2二角成と角交換をし、8八飛とします。お相手の8筋が薄いと判断し、方針転換したわけです。この時点で”ぴよ将棋”の評価値は-69で、なんだかんだ互角の範疇だったようです。

 

局面は少し進んで33手目。ここで僕にちょっとしたやらかしが出ます。

              (図は33手目 8二歩まで)

8二歩。これは同金に7一角と打って、飛車が6一に引けば金がとれるし、横に逃げれば5三に成った手が銀に当たります。…と思ったら、普通に5二に逃げて何も起こらないですね\(^o^)/ ということでお相手は8二同金と歩を取ってきます。

 

この局面、ぴよ将棋の評価値は+57で互角なのですが、僕は「やっちまった」と思っていました。王様の守りはこちらが確かに硬いですが、歩損していたので。そこで、お相手に動いてもらう方針に切り替えます。とりあえず、ここまでニートである左の桂馬と銀を動かし、陣形を整えようと思いました。

 

42手目3五歩。美濃囲いで1番突かれたくない歩ではないでしょうか。5五角が頭にちらつくので、個人的にはとても嫌です。こちらは7六飛とよります。狙いは7四歩からの1歩交換です。それを防いでお相手は6四飛とします。

 

45手目7四歩。これは我ながら好感触で、同歩は4六角として、飛車が逃げれば9一角成ですし、5五角と合わせれば同角同銀に、5六歩で銀が助かりません。また、同飛なら飛車交換をすれば、こちらの方が飛車に強いので有利だろうと思っていました。

             

(図は45手目7四歩まで)

お相手は3六歩から6六歩とします。こちらも7三歩成とし、同桂に3七角としました。これは飛車を狙うというより、お相手からの5五角を消したい意図がありました。お相手は5五角と打ち、同角同銀。これで5五角の筋が消えたので、7四歩と桂馬を取りに行きます。

 

63手目7七桂馬は安全に行こうとした手。7三歩成は7五歩と打たれるのが嫌だったのですが、ぴよさん曰く、そこで7四角と打つべし、とのこと。次に6五角と飛車を取った手が、3二の金に当たって旨味だそうです。うーむ、なるほど。

 

実戦は飛車を取り合い、こちらの桂馬が5三に成ることが出来ました。ある意味では天使の跳躍で、これは勝ちやすいのではないか、と感じていました。68手目、お相手に大きなミスが出ます。

             

 (図は68手目、7九飛まで)

7九飛。両取りではありますが、これは有利が拡大したかなと思いました。というのも、こちらは5二に飛車を下ろし、次に4三成桂と寄った手が相当厳しい。対して、お相手は仮に銀を取っても、まだこちらの王様には響かないので、速度は僕のほうが速いと思ったからです。

 

               (投了図は4三角まで)

71手目、4三角としたところでお相手の投了となりました。以下、受けるなら3一歩くらいですが、3四角成として、同銀に4二成桂と寄れば、押しきれそうです。

 

 

ふりかえり

石田流vs右四間飛車の対局を見て頂きました。序盤のミスから、あたふたと方針転換する将棋となりました笑 お相手にもミスが出て勝つことが出来ましたが、個人的に1番大きかったのは、やはり5五角の筋を消していたことだと思います。3七角が最善かはともかく、角のラインを気にしなくて良いというのは、相当な安心材料となりました。

 

今回は以上となります。お読みいただきありがとうございました!