yamasan-sy’s diary

将棋や資格取得、資産運用などについて、書いていこうと思います。

【将棋クエスト五段を目指して】自戦記その7 vs二段【対パックマン】

自戦記の7回目になります。今回はお相手(レート1714の二段)がパックマンと言う奇襲戦法を使ってきました。少しレート差のある対局で、手数も短めでしたが、奇襲対策という意味も込めて今回記事にしてみました。

いつも通り、まずは棋譜から見ていきます。

2手目の△4四歩がパックマンの合図。この歩を▲同角とパクっと取ると、一気に激しくなります。本譜もそうなりました。

いきなり相手に歩を差し出されると、罠の予感しかしませんが、結論から言うとこの歩は取って問題ありません(水匠4で+160ほど)。以下、△4二飛に▲5三角成△3四歩まではこう進むところ。この△3四歩に対する先手の指し方は3通りあって、▲4二馬、▲8八銀、▲9八飛です。これも結論から言えばどれでも先手に評価値は触れていますが、今回は▲4二馬を選びました。

11手目の▲7七飛は知らないと指せない手だと思います(図1参照)。飛車を打つのは惜しい気もしますが、飛車を投入しないと2枚の角が受かりません。

(図1は▲7七飛まで)

飛車を打ってからはしばらく駒組が続きます。相手が端を受けなかったのでこちら突き越しましたが、△9四歩▲同歩△同香▲同香△9二飛という、ちょっと危ない筋がありましたね^^; 

23手目、お相手の金が動いて隙が出来たので、▲3二角と打ちました。馬を作って27手目。こちらの方針は2筋の歩を伸ばして飛車を成りこむことでした。そこで▲3四馬として2筋の歩を突こうと思いましたが、すぐやると△4三金が気になりました(変化図参照)。馬取りかつ、飛車成りを狙われます。▲3五馬くらいで良さそうですが、相手の飛車には眠っていて頂きたい。そこで先に▲4八銀とし、5七の地点を受けておきました。

(変化図は△4三金まで)

局面は先手の馬が手厚く、先手が有利→優勢となって進んでいきます。お相手の44手目△3三桂が悪手で、水匠曰く△5一飛と打つべきだったようです。46手目、お相手は△5一金として、こちらの飛車と馬が両方は助からない形になりました。しかし、ここで▲4二飛成が決め手(図2参照)で、△同金に▲7一銀からお相手は詰んでいます。

(図2は▲4二飛成まで)

よって▲7一銀までで、お相手の投了となりました。

今回はここまでになります。ポイントとしては、①パックマンの歩はパクっと食べてOK②飛車で相手の角を受ける、になるでしょうか。より詳しく学びたい方は、こちらをぜひ読んでみてください。

 
最後までお読みいただき、ありがとうございました!