yamasan-sy’s diary

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【将棋クエスト五段を目指して】自戦記その5 vs二段?【トマホーク】

第5回の自戦記になります。こちらの三間飛車に、お相手が居飛車穴熊の出だしから、こちらがトマホークで攻め込んでいく展開になりました。最後はお相手のうっかりで投了となりましたが、勉強になる対局だったなと思うので記事にしてみます。

 

先手はこちら。レートはこちらが2089、お相手は2068でした。いつも通り、まずは棋譜を見ていきましょう。

出だしはいつも通り、▲3八玉ではなく▲3八銀とし、お相手の動きを見ます。ここで△5四としてくれれば▲3九玉、するするっと穴熊に入っていけば4八玉のままトマホーク、というように分岐します。

 

17手目▲1六歩は一応のお伺いで、もし△1四歩なら急戦なのでやはり▲3九玉とするつもりでした。実際は△3二金でしたので、こちらの作戦はトマホークで決定、19手目▲1五歩と端を突き越します。

 

25手目▲2五桂。角がどこに逃げるかですが、どこに逃げても桂馬は1三桂成で名誉の戦死を遂げてもらうことになります。本譜は△4二角と引きました。27手目▲6五歩は角の利きを通す大事な1手。

 

お相手からの△2四歩を見て端攻めを敢行し、▲1四歩と打った局面で、お相手は△4四桂としてきました。受けても良かったのですが、1三歩成が先に入ると思い突っ込みます。

 

仮にお相手が△5六桂としてくれば同歩と応じて(変化図参照)、こちらが良いと判断していました。例えば変化図から①△2一玉なら▲2二と②△3三角なら▲1九香くらいでどうか、と考えていました。

 

(変化図は▲5六同歩まで)

 

本譜は1三歩成に同銀としてきたので、▲4五銀とかわしました。その後は第二次陣形整備(?)みたいな手が続きます。お相手は銀や玉の位置を整え、こちらは飛車を6筋に振り、金を上がって美濃囲いの形にして…。

 

一方で、4五の銀をどう捌くかにも頭を悩ませていました。▲3四銀△3三歩▲2三香は、同金なら4三銀成で良いのですが、普通に△3四歩と銀を取られてマズい気がします。

 

…などと考えていたら、良さそうな順が見つかったのでやってみました。ひとまず6筋の突き捨ては入れておいて、49手目▲3四銀と出ます。△3三歩に▲4三銀成が狙いの手で、△同金に▲3五桂が金取り。金が逃げれば▲4三桂成で角に当てつつ、玉の近くに成駒を作れます。駒は取られる瞬間が1番働いている、を実感しました。

 

(図は53手目▲3五桂まで) 

 

実戦も▲4三桂成とすることが出来、ここで優勢を意識しました。このあとお相手が△6五香と打ってきましたが、▲6六歩と打った局面で投了となりましたので、恐らくうっかりがあったものと思われます。

 

今回は以上になります。トマホークは桂馬を跳ねると後戻りが出来ないので、跳ねた以上は攻めを繋ぐ、失敗すれば負けみたいなスリルがある気がします笑 お読みいただきありがとうございました!

 

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