yamasan-sy’s diary

将棋や資格取得、資産運用などについて、書いていこうと思います。

【将棋クエスト五段を目指して】自戦記その3 vs六段【三間飛車vs右四間飛車】

自戦記の3回目となります。前回から変な負けを喫したり、勝っても時間切れ勝ちだったりと、ろくな対局がありませんでした笑 今回の対局もなかなかにドタバタ将棋となっていますが、まだマシな方だと思うので棋譜を残したいと思います。

 

お相手は六段(レート2131)、こちらは2037です。こちらが先手番で、三間飛車に構えました。お相手は右四間飛車+舟囲い。なお、今回から適宜水匠4による評価値表示や検討を行います(水匠4改はなぜかDL出来ませんでした\(^o^)/)。

 

 

以上、91手まででこちらの勝ちとなりました。いつもより長くなりますが、振り返っていきたいと思います。

 

序盤。こちらは美濃囲いを急ぎますが、お相手が5筋の歩を突かないので、トマホークも視野に入れつつ駒組します。お相手が端歩を付いてきたので、急戦と判断して美濃囲いを完成させました(21手目5八金まで)。

 

22手目5四銀。次に6五歩から攻める狙いがありそうですが、仮に6五歩とされても、同歩、7七角成、同銀とした形(変化図1)は特に問題ないと判断し、4六歩と様子見しました。実際、変化図1の局面は水匠4の評価値も210点ほどこちらに触れています。

(変化図1は7七同銀まで)

そこでお相手は6二飛と周り、右四間飛車の構えを作ります。こちらは手薄になった8筋を狙って8六歩と突きますが、この手は良くなかったようです。以下、同歩、8八飛、8二飛、8六飛、同飛、同角の局面は、次に8八飛、8二飛、8九飛成、8一飛成、7四桂で後手優勢(-997)です(変化図2)。

(変化図2は7四桂まで)

実戦は6五歩。角交換し、お相手は5四銀と引きました。これはこちらからすれば有難い1手でした。「飛車交換すれば玉形差で有利になる」と思っていたからです。飛車の捌き合いは願ってもないことで、33手目6八飛とぶつけます。それを嫌って6七歩。

 

38手目7九角がお相手の悪手で、ここで評価値は僕に1000点ほど触れました。捌き合いになって、47手目の8八飛に対してこちらは6九歩と底歩を打ちます。香車が入ると金底の歩は弱いのですが、まだお相手は香車を持っていません。なので底歩を打ったわけですが、お相手も50手目9九龍とその香車を補充します。

 

52手目4二金。「やっぱり強いなあ」と思った1手です。ここ6五香などとしてくれれば、7七角と打つつもりでした。龍が逃げれば3三角成、同桂、2四桂、同歩、2三角、同玉、4一龍を考えてましたが、4二金と先に防がれてしまいました。こういう手を指せるようになりたいものです。

 

(図は52手目4二金まで)

ここで僕は手が見えなくなりました。ついでに時間も残り4分くらいしかありません笑 水匠4曰く5一角で良かったようですが、そんな手はさっぱり浮かばず。7七角から6四桂でリードを豪快に吐き出し、57手目に4五角のチャンスを逃し、63手目に6三銀と打った局面は、互角に戻っていました。

 

どうにかこちらの攻めを繋げ、しかしお相手も攻めてきて74手目3五桂。放置すれば2七桂成から詰まされるので3六金と受けます。この時点でこちらは残り45秒。お相手は3分残しています。76手目2七桂成から再度の3五桂。2八玉と引きましたが、ここで僕の王様に詰みが生じています(23手詰)。時間のある方は考えてみてください。

 

(図は79手目2八玉まで)

お相手も詰みに気づかず局面は進み、84手目4二銀。今度はこちらにチャンスが来ます。

(図は84手目4二銀まで)

ここは2四桂から詰んでるんですよね…これは気づかないとダメですね。最後は詰ますことが出来、勝ちを拾いましたが、①詰将棋を解く②時間管理をきっちりやる。この2点を痛感させられた対局になりました。まぁ、ほぼ毎日痛感しているわけですが…笑

 

今回はここまでになります。長くなりましたが、読んで下さりありがとうございました。お相手が指した4二金のような、相手の狙いを看破する受けが身に付くと、ぐっと強くなると思います。

 

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